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[コメント] かもめ食堂(2005/日)

まともな映画の質感がこの時期の邦画としては珍しく、むしろその質感で小林聡美が延々と調理している様を活写するだけでいいと、貧乏性を煽られた途端、シナモンロールに客が引っかかる。こういうメタな応答性の良さがある。
disjunctive

和食至上の土俗根性と北欧モダンを包括するのはもたいまさこのインダストリアル・ダンディズムである。つまり物語の核心であるから、彼女が働きだすと食堂は満席になり、最後はキノコの再帰構造に至る。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)寒山拾得

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