[コメント] ユナイテッド93(2006/仏=英=米)
※レビューというよりただの雑記ですが※
なんでか、見ていてぼろぼろ泣けてきた。 5年前。事件が起こった直後は。 全く実感が湧かず、涙の一つもこぼれなかったのに。
あの日は海外実習ということでたまたま、ハワイにいた。 午前中、友達が部屋にやってきて、大事件が起こったからTVをつけてみてくれと言われて。 そこで見たのが、WTCに飛行機が突っ込むあのシーン。 何度も繰り返し流れるそれを見ても、英語で報道されているせいか、映画の1シーンの様に思え、実感が湧かなかった。 「空港が閉鎖され、帰りの飛行機は予定通りに飛ばないかもしれない。」 「万が一、これが原因で戦争にでもなったらどうなる?」 という話になっても、やはり実感は湧かず。 帰りの空港がやけにものものしく、映画やTVでしか見たことのない様な、大きな銃を持って武装した人たちが大勢いるのを見て、ピリピリした空気を肌で感じて、やっと大変なことがあったのだなと思えた。
実感の湧かなかった理由は、英語があまりわからず新聞やニュースを見て、どういうことが起こったという大意しかつかめなかったからかもしれない。事が大きすぎて、気持ちがついていかなかったのかもしれない。
とにかく、あの時は実感が湧かなかった。
でもあの後、帰って日本語で新聞を読み、ニュースを見て。そして5年という時間をおき、今この映画で飛行機がWTCに突っ込むシーンを見て。特に感情移入させられるシーンではないはずなのに、なぜだか、ぼろぼろと涙が出てきた。
あの後、一時はそれらしいシーンのある映画は自粛という空気が流れた。そして5年の時が経って、あの事件の再現映画が撮られるまでになった。この5年というのは、当事者の人たちにとってどのくらいの時間なんだろう。あの時、事件に関わった人たち、身近で目撃した人たち、そして遺族の方たちは、いったいどんな気持ちでこの映画を見るんだろう。
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