[コメント] 40歳の童貞男(2005/米)
40歳の童貞である前に、40歳の少年なんだな。正確には、少年のような心の持ち主。女性に対する境界線というか、一般的なアメリカ人との相違を大いに楽しめる。意外にもハートフルで、主人公をおとしいれる人物が皆無だからか気持ち良い作品だ。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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アンディは少年のようで、紳士でもある。友人達との距離が縮まってから、その歯車は狂い、次第に紳士とかけ離れた人間になっていくが(笑)。しかし仕事は有能だったりと、女性経験が豊富な友人達よりも現実的な生き方ができる。トリシュとの出会いや付き合いはすごく自然と思える展開で、アホなコメディにありがちな無理やりさがないところは本当に好感が持てた。
友人達は、ある意味でアンディよりもガキなのだが…。ちょっとしたいたずらはあったけど、彼をおとしいれようとしたりすることなく、終始応援する。40歳の童貞が主人公の作品で、年下の同僚にバカにされない主人公。なんともはや、これは貴重というか、なんて心の広い作品だろうか。
スティーヴ・カレルの芸達者な動きも良い。動き、といっても主に口の動き(しゃべり)だけどね。ハリウッドのコメディ界に新生誕生ですなぁ。
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