[コメント] マグノリアの花たち(1989/米)
奥様方の井戸端会議を映画にしたような印象。素敵な話ではあるが、それを盛り上げる演出が今ひとつ。間延びしたラストも些か頂けないものがある。ただ、豪華なキャストには嬉しいの一言。★3.5
奥様方の井戸端会議を映画にしたような印象。素敵な話ではあるが、それを盛り上げる演出が今ひとつ。間延びしたラストも些か頂けないものがある。ただ、豪華なキャストには嬉しいの一言。★3.5
序盤から中盤まで一体何を軸に話が進むのかが分からず当惑したが、蓋を開けてみると、その散漫めいた井戸端会議が物語のメインだったようだ。
で、それを着目して見ると、この作品はなかなか楽しげな内容に早代わりする。豪華キャストも好演し、見ていて快い。
が、節目節目に挿入される各事件の顛末がアッサリし過ぎ。何か問題が起こり、一時深刻になるのだが、それがやけにあっさりと解決してしまい、せっかく散漫めいた話に変化を入れていく事件の面白みを生み出す事に失敗している感がある。
ラストもやや引っ張りすぎな印象が。何かあると思わせておいて何も無いというのは如何したものか。
演技の面では、後半の『プレイスインザハート』を彷彿させるサリー・フィールドの熱演とシャーリー・マクレーン演じる"偏屈オバさん"が好印象。またジュリア・ロバーツも大女優らに負けず、好演を見せた。
素敵な作品ではあるが、もう少し"纏まり"なるものが欲しかったというのが、正直な感想である。★3.5
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