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[コメント] カニバイシュ(1988/ポルトガル=仏=伊=スイス)

ヴィスコンティのような格調高い画面と、鈴木清順でもここまでやるだろうかというようなふざけきった演出が同居しているが、まるでそれが当然と言わんばかりのオリヴェイラは、まったく超然としているというか、変人というか、どうとも形容し難い。
太陽と戦慄

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

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手足もがれた姿の子爵が暖炉で焼かれ、それでもなお歌い続ける衝撃シーン。ひどく馬鹿馬鹿しく、画的にインパクトがあり、何とも言えない気色の悪さを感じさせ、しかしどこまでも美しい。こんな前代未聞のカットを可能にしてしまう、この監督の才気は凄まじい。

(評価:★4)

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