[コメント] リトル・ミス・サンシャイン(2006/米)
冒頭の家族紹介のシーンだけで、もう負け犬って感じがして引き込まれる。バラバラな負け犬家族だけど、徐々に結束していくって映画は評論家受けいいよね。いや自分も好きなんだけど。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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ロードムービーって風景が変わっていくから、心情の変化を描いていっても退屈せずに観れるから面白い。ずっと同じ家だけだったら、まず飽きてくるだろうし。もちろん旅の終わり=物語の終盤=何かが起こるという転換が分かりやすい面もある。
登場人物もいろいろ個性があって面白い。おじいちゃんは狂言回し的な役割だが、最後までああいった役割で活躍させるのがうまい。兄貴はずれてはいるがいわゆる不良じゃなく独自路線を貫いているだけで根はしっかり者だ。キャーキャーわめいてうるさいな〜と思った女の子が、小さいながらも皆がバラバラな中で立ち位置が変わらず、家族の求心力になっている。
結局この家族はそれぞれ立ち位置が違うが自分というものを持っており、ミスコンというイベントでお互いを見つめなおした(お互いの立ち位置を確認した)ことで、一体になれたのだろう。途中壊れて鳴り続けるクラクションもその時はうるさく感じていたが、ラストでは家族が一体になったというファンファーレみたいに感じるから不思議だ。
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