[コメント] 三人の女(1977/米)
「妙」=「オンナが少ない」。理解しようとして解体しても無意味な映画。
とても不思議な映画だった。
理解できて納得して共感できる映画は多い。 理解できないが心に響く映画は傑作として存在する。 理解できなくて共感もできなく感動もない駄作も多数ある。
この映画は何だ。
理解できなくて共感もできず感動もなくしかし何か妙な印象を残す作品。 宙に浮いているような浮遊感、軽いのではなく正体がつかめない感覚。 「おんな」というものが理解できないからか。たぶん違うだろう。
監督はアルトマン。群集劇が得意な作家だ。いつもの作品ならいくら人がたくさん出ていてもうまいテクニックでまとめあげる。しかしこの映画はそれを放棄している。3人の女たちの「物語」をまとめてもこの映画にとって意味がないからか。
ではこの映画は何を表現したいのだろう。
素晴らしい芸術は理解しなくてもただ身をまかせればいい。 しかしこの映画はそれすらもさせてくれない。
理解できないもの、「妙」、それを「おんな」を使って表現したのだろうか。
「妙」=「オンナが少ない」
この映画にはおんなが3人もでてくる。アルトマンが「妙」を表現したかったのならこの「妙」の漢字を教えたい。
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