[コメント] ラスト・ワルツ(1978/米)
ロン・ウッドの扱いだけが残念だが、始まった瞬間から画面に釘づけだった。ディランを核に多彩なゲストが各々の色を示す中、裏になり表になりながら最高の時を演出し続ける彼らを見ていると、ザ・バンドの名が尊称でもあった意味がよくわかる。
ライブだけでなく、インタビューを交え彼らの実像に迫っていく構成もよかったし、臨場感溢れるカメラワークにも脱帽。というか、何よりみんなが本当に楽しそうなのがいい(もしかしたらロビーばかりがそう見えたのかもしれないけれど)。とにかくスコセッシは良い仕事をした。
彼らの曲を聴いていたのが80年代、高校に入ってからだったという負い目はあるが、それでも彼らのファンだった者として、事実上の最後の輝きがこのような形で残されていることをとても嬉しく思う。
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