[コメント] 今宵、フィッツジェラルド劇場で(2006/米)
音楽がプレイされるたびに、魔法のかかった時間が流れ始める。すべてが嘘のように愛おしい。
アルトマン最後の映画は「ラジオ」つまり「声」の映画。私はL・Q・ジョーンズの声に決定的にやられた。涙が出る。そしてこれは「視線」の映画。ステージ上で登場人物たちが交わす視線の暖かみ。涙が止まらない。
リンジー・ローハン演じるローラが私のストライクゾーン内角高目をぎゅんぎゅんえぐってきた、などというまったく個人的な事柄はとりあえず措いて、この奇跡的な愛おしさに溢れた宝物のような作品を遺していってくれたアルトマンに、私たちはただ感謝しましょう。
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