声優が違うというのが大きな原因だと思うけれど、新しいドラえもんに馴染んでしまった者には古いドラえもんにどうしても違和感を感じてしまう。明らかに違っているキャラクターや顔。声だけじゃなくすっかり変わってしまった。ドラえもんそのもののキャラクターが違ってるんだよね。それにあんなに体がふにゃふにゃと柔らかくなかったもの。ゴムボールの様に柔らかいドラえもん。「あんなこといいな、できたらいいな」より、「わーい、春休み気分」が、普通になってしまった。慣れとは恐ろしいもので、わたしにとっても普通になってしまった。変わったことが最初はあんなに嫌な感じがしたのになぁ。だから映画のオープニングから、わたしがどきどきわくわくしたし、その感覚が久しぶりだった。きっと子供と同じくらいわくわくしてたと思う。古かったら味わえなかった感覚だと思う。相武紗季だけ異様に素人っぽいのが欠点だったけれど、良い映画だった。ドラえもんでこんなシーンを見るとは思わなかったというシーンばかりなので、そりゃー、古いドラえもんじゃ物足りなさを感じてしまうだろうなぁ。去年に続いてリメイクというより、全く別のドラえもんが始まり、その道を歩み始めて軌道に乗ったという印象です。問題は、昔と同様そのうちにワンパターンな印象になってしまうのではないかっていう事かな。まー、こんなに楽しめたのも今どきの子供と同レベルで観たということなんだけれど。