[コメント] デジャヴ(2006/米)
テレビドラマのトゥルー・コーリングすら超えてない
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
過去を平行して見るという考え方は新しい。でも、過去に行く、あるいは過去にどうにか干渉して事件を未然に防ぐというのはかなりある。この手の映画の売りは「過去への干渉の仕方」ではなく、「過去をどういう風に変えるか」ということであり、そういう意味では既にアイデアが出尽くしているようなテーマを敢然と取り上げているということになる。
で、オリジナリティを出せるのは「事件解決までの道筋」なんじゃないかと思うけど、これが決定的に駄目。なんのひねりもない。そもそも、過去を変える系の映画の面白さって、過去を変えたり、変えようとすることで生じる「ひずみ」にあると思うんだけど、この映画には面白さを演出するひずみがただの一つもない。派手な交通事故は起きているけど、救急車呼んでくれで終わりだもんなあ(笑)。あちらを立てたらこちらが立たなくなった、そんなパズルのようなひずみを知恵で補正して事件解決ってのがツボじゃないの? 犯人の家に行って、殺されるはずの女性を助けて、テロも防ぎました。終わり。押さえるツボが間違っているよ。
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