[コメント] ロッキー・ザ・ファイナル(2006/米)
『ランボー最後の戦場』を先に見たもんで、何となく比べてしまってるかもしれないけど・・・。惜しいところで4点を逃した。もしかしたら5点だったかもしれないのに。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
スタローンが何をしたいかは、よ〜く伝わる。ランボーのときと同じく、ロッキーにロッキーらしい花道を用意してやりたい。それはよくわかる。そして、良い花道だったと思う。試合開始までは。
現役チャンピオンからダウンを奪って、判定では僅差って・・・。
もしボロボロに負けたとしても、間違いなく息子は父を尊敬しただろうし、仲間は誇らしく思っただろうし、観客は喝采を送っただろう。ロッキーはそれほど魅力的な人物なのに。ランボーの場合、負けはほぼ間違いなく「死」を意味し、悲劇的な幕切れになるだろうが、ロッキーの場合は必ずしもそうではない。ボロボロに負けても輝けるってことを、ロッキーなら体現できるはず。
・・・いやむしろ、ロッキーにしか体現できないはず。「勝つことではない、挑戦して最後までやり遂げることに意義がある」ってことを、世界中の観客に教えてくれたのはロッキー(スタローン)だったでしょう?
でも、「現役チャンピオンとの互角な戦い」って、この状況では「勝ち」に等しいんじゃないの?
チンピラ(無名役者)だったあの頃と違って、大切な仲間も増えたし、あの試合(映画)は良かったよ、と未だに声をかけてくれるファンも大勢いるでしょう?
そんな環境にいるからこそ、勝つ必要なんて全くないのに、相手に花の一つも持たせないで、一人勝ち・・・?ちょっと寂しい。
ロッキーへの愛情の深さはよくわかったけどさ。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (2 人) | [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。