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[コメント] ボディ・スナッチャー 恐怖の街(1956/米)

ドン・シーゲルのヴィヴィドな画面も良かったが、緊迫感が更に盛り上がったのは音楽(カーメン・ドラゴン)の功績だろう。ところで1つ疑問に思ったのは、ヒーロー、ヒロインが何故か普通のカップルではないことだ。
KEI

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







侵略する動植物生命体に対する地球人のヒーロー、ヒロインは何故か各々共に離婚争議中で、慰謝料の話などしている。片や、感情の無いシンプルな存在。片や、愛、欲望たっぷりの感情溢れる存在。

やはり、対比をハッキリさせる為にこうしたのだろうと推察する。

ところで、劇中侵略生命体が云う―「愛、欲望、野心、信心なぞない方がシンプルに生きられる。」

最近日本人人々の性能力の低下、欲望欠如、無表情、シンプルライフ志向が指摘される。これをボディスッナチャー現象と呼んではどうだろう。

宇宙からの侵略を待つ迄もなく、ボディスッナチャー化していく人々。2016年今の日本のたぶん1部だろうと思うが、そんな人々は一体何に侵略されているのだろうか?

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)ぽんしゅう[*]

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