[コメント] スパイダーマン3(2007/米)
人は苦悩する生き物、ヒーローであっても例外では無かった。
スパイダーマンの三作を通じて感じた事は、主人公がひたすら思い悩む姿である。しかし、その姿が我々とヒーローとの距離を縮め身近に感じられる点となっている。私がこの作品を良かったと思う最大の点もそこであり、今までのヒーローもでは、ただひたすらに強さが飛び抜けかっこいい姿が突出されてしまう傾向にある、それは何作も作られていくとどんどんとその傾向になっていくのがつねと思っていた。でも今作は、私のそんな期待を裏切り、一貫した悩めるヒーローを作り上げてくれた監督サム・ライミに感謝したい。
私は、綺麗なヒロインとは決して思えないキルスティン・ダンストが一番良い演技をしていたと思った。主人公であるトビー・マグワイアは、演技派の俳優で有る事は言うまでも無いが、彼女はお世辞にも綺麗とは言い難い思いがある、でもマリーアントワネットを演じた彼女と今回の彼女を重ねてしまい、あまつさえ「かわいい」と感じてしまった。そんな彼女の演技に魅了されてしまった所も、この作品を評価したいと思う点であった。
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