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[コメント] アポカリプト(2006/米)

前半、連れて行かれる過程が長過ぎる。後半は『走れメロス』。否、走るロナウジーニョ。アカデミー賞でメイクアップ賞にノミネートされただけのことはある。獲物の骨欠片や牙をインプラントした風貌は一見の価値あり。逆に言えば、それだけの映画。メル・ギブソン監督の残酷描写な悪趣味は今作も続くわけで。。。
IN4MATION

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







祭壇での生贄の儀式で心臓鷲づかみのうえ、生首ゴロンゴロン。

逃げるジャガーの足元に転がる無数の首のない屍。

このシーンだけ印象に残った。

前作の『パッション』同様、言語にはこだわり、全編マヤ語を用いた「外国語映画」という事と残酷描写とが話題先行していたが、見所はそこしかない。

メイクアップ・録音・音響効果編集とアカデミー賞3部門にノミネートされただけあり、見た目と音にはこだわりを感じたが、お話的には何もない。

劇場の後方のスピーカーから聞こえる雷鳴と右から左へ吹き抜ける風の音、弓の音。 人体改造に近いインプラント風メイク。この辺りにだけ劇場に足を運んだ価値を見出せた。

ラスト近くの出産シーンにも驚かされたけど。

メル・ギブソン監督〜、ちょっと悪趣味に走ってない?

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)takamari[*]

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