[コメント] 小間使(1946/米)
ラストがいいなあ。特にジェニファー・ジョーンズがボワイエの後を追って、邸宅を飛び出し走っていくロングカットがいい!この後続く列車のシーンの展開も素晴らしい。都合良過ぎる展開を誰も非難する気にならないだろう。何という自由。階級や因習からの開放。ルビッチの最後の最後も映画の幸福を謳って真に感動的だ。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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以下は備忘のようなもの。
ピーター・ローフォードと結ばれる、ベティ・クリーム(役名)をやっている女優はヘレン・ウォーカー。『悪魔の往く町』で印象的な悪女をやっていた。
ジョーンズが列車で一緒になる大佐はC・オーブリー・スミスじゃないか。もう少し出てくるかと思ったが。ワンシーンだけの登場。
ベテランの家政婦にはサラ・オールグッド。『わが谷は緑なりき』のお母さん。執事シレットとのやりとりが妙に慇懃で楽しい。
薬屋はリチャード・ヘイドン。『サウンド・オブ・ミュージック』のトラップ大佐の友人役の人。すっごい英国訛りの喋り方。その母親の無表情さもいい。
面白い(くすぐられる)シーンということで云えば、シャルル・ボワイエが薬屋のベルを鳴らすいたずらを度々する部分が一番かも知れない。
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