[コメント] 消えた天使(2007/米)
米国の性犯罪を取り巻く、システムとその問題点を描いていて、なるほど〜と思いました。
内容は、よく映画で見かけるストーリー展開です。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
犯罪者を追いかける人(警察官など)が、のめり込むあまり、犯人に同化していくという話は、よくあるかと思います。
ただ、本作は、性犯罪者に特化して扱っており、性犯罪のくわしい分類的なものが出てきます。よくこの内容を扱ったなあ、という驚きがまずありました。
米国では、前科のある人間から、被害者と情報提供者を守るという目的で、犯罪者の実名や現住所などが、公開されていることは、さすがに知っていました。
が、その公開情報を利用して、犯罪者どうしが連絡を取り合い、コミュニティを作る場合があること、それが新たな犯罪の火種となりうることには衝撃を受けました。
この事実を知っただけでも満足なんですが、人物達の心理描写は、かなり粗いかと思いました。
あと、状況からして性犯罪に巻き込まれているのに、訳が分かってない女の子が出てきます。 言い方が悪いのですが、何かの障害で、状況が飲み込めていない。弱者が巻き込まれてしまう典型例です。 この役の女の子が、訳分かってないという演技が非常に上手くて、誰なんだろう?と思ってエンドクレジットを観ていたら、アヴリル・ラヴィーンちゃんでした。うおー、歌手の人かあ〜。もっと映画に出て欲しい。
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