[コメント] ショートバス(2006/米)
「カタワレ」を求めて真正面から突っ込んできた『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』と根は同じであるにもかかわらず、心に響かなかった。セックスは当人同士で完結するコミュニケーションであり、他者を受け入れる素地は持ち合わせていないのである。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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まず、一般的なAVやポルノ映画を観る感覚で本作を観るのは決してお勧めしない。性的な快楽を求めに行った場合、初っ端10分でとんでもないカウンターパンチを食らう。具体的なシーンへの明言は避けるが、ここでショックを受けるか受けないかが本作をドロップアウトせずに見切れるかどうかの分かれ目であろうと思う。(ちなみにこれ以外にもとんでもないシーンがある)
ストーリーの根幹はヘドウィグと同じである。それを追い求める表現方法が歌からセックスに変わっただけ。だが、端的に言えば、そのおかげでかなり退屈だった。理由は冒頭に書いた通りである。
僕は思う。こんな優しさはいらない。その優しさの重要性は理解するが、これでは内向きに過ぎるのである。
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