コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] サイボーグでも大丈夫(2006/韓国)

冒頭は悪趣味な精神病患者嘲笑作品とも見たが、視点が次第に盗癖男とサイボーグ娘との破壊衝動の爆発と、その後に見える破滅の風景の中の愛情の成就と見える方向に移ったのは、よかったようにも見えた。全面射撃シーンのカタルシスは否定できない。しかし…。
水那岐

ピュアな存在として規定される精神病者への嘲笑が、ただそのまま憧れの対象へと代わっていったようで、最後まで彼らは「塀のなかの人々」と思わせてしまうのは辛い。これは愛情讃歌というよりは、全くもって「同情」の映画でしかあり得ないのだから。

(評価:★3)

投票

このコメントを気に入った人達 (2 人)りかちゅ[*] デナ

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。