サイボーグでも大丈夫 (2006/韓国)
Saibogujiman kwenchana
I Am a Cyborg, But That's Ok
あらすじ | おばあちゃんが療養所に強制収容されたショックで心を病んでしまったヨングン(イム・スジョン)は、幻聴に導かれるままに手首をかき切って精神病院に送られてしまう。蛍光灯や自販機としか会話しない彼女がそこで出会ったのは、盗癖で入院しているイルスン(チョン・ジフン)。ある日、何でも盗むことができるというイルスンに<木曜日>を盗まれたヨングンは、彼にひとつのお願いをすることにした。「私の同情心を盗んでほしい」──その日からヨングンを観察し始めたイルスンだったが、「私はサイボーグだからご飯を食べると故障するの」と言い張る彼女は一切の食事を摂らず、みるみる衰弱してゆくのだった。[カラー/107分] (林田乃丞) | [投票] |
★5 | タイトルの「サイボーグ」にときめき飛びついたのですが、この映画の要は「でも大丈夫」の方にあった。そしてその要がまさかの素朴な優しさで、参りました。 [review] (レディ・スターダスト) | [投票(1)] |
★4 | パク・チャヌクの『アメリ』であり『どですかでん』。これこそボンクラ男子の夢。 [review] (ペペロンチーノ) | [投票(4)] |
★4 | 妄想の互換性。同情という接続端子。優しい人間機械論。自転車と電動歯ブラシの、病院ベッドの上でのふいの出逢いのように美しい。全て人間は歯車の一つとして補完し合う事に存在の理由を見出すのだという事。 [review] (煽尼采) | [投票(2)] |
★4 | パク・チャヌク、こんなにも素敵なファンタジーラブストーリーを作ってしまった。精神病院での患者たちの、患者たちだからこそ成し得れる素敵な個性的ワールドだ。
[review] (セント) | [投票(2)] |
★4 | ポップな色彩と音楽で観やすくなっているものの、かなり陰惨な物語。だからこそ、失われた時間の再生を果たそうとする若者たちの姿は鮮やかに映える。 [review] (林田乃丞) | [投票(1)] |
★3 | 執拗に復讐を描き続けてきたパク監督による、復讐できない女の話である。復讐できないとは、すなわち自らの意思の力で他者を攻撃できないということだ。だからこそ彼女は「電気」という外部からの力に頼るのだ。しかし、そこに精神の病などという言い訳は不要だ。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(2)] |
★3 | 冒頭は悪趣味な精神病患者嘲笑作品とも見たが、視点が次第に盗癖男とサイボーグ娘との破壊衝動の爆発と、その後に見える破滅の風景の中の愛情の成就と見える方向に移ったのは、よかったようにも見えた。全面射撃シーンのカタルシスは否定できない。しかし…。 [review] (水那岐) | [投票(2)] |
★3 | 『アメリ』を意識して韓国映画では珍しい前衛をやってみたが、ツボがことごとく外れてお笑いになっちゃった感じ。でも、これが結構笑えたので、3,5点に近い3点です。 [review] (りかちゅ) | [投票(1)] |
★3 | 演出に一貫性が乏しい。いや、一貫性なんて必ずしもなくともよいのだが、ここでは一貫性のなさが映画の面白さにつながっていない。 [review] (3819695) | [投票] |
5点 | 1人 | * |
4点 | 7人 | ******* |
3点 | 13人 | ************* |
2点 | 0人 | |
1点 | 1人 | * |
計 | 22人 | 平均 ★3.3(* = 1) |
[この映画が好きな人]