[コメント] エディット・ピアフ 愛の讃歌(2007/仏=英=チェコ)
このピアフという人、金持ちや文化人に囲まれていても、育ちの悪さを丸出しにしていたのかあ。すげえ。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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晩年のシャンパングラスを持つ手までも粗野。パーティーのシーンで、シャンパンを飲むショットが出てきます。ピアフは、手首をグルッとひねって、正面の人に自分の手の甲を向ける格好で、グラスを持っています。これは酷い持ち方だと思いました。
生まれが貧乏であっても、生粋の金持ち連中に囲まれて、良い服を着て、良い物を良い場所で食べていたら、自然と染まってくるというか、虚栄心みたいなもので、取り繕うとする気がしますが、この女性は、ありのままだったのでしょうね。この人、すごいわ。
ストーリーは、痛々しく、見どころが多いです。でも、これは主人公のピアフが、それだけ波乱万丈だったということのように見えて、映画としては、特別すぐれているとも思えません。こういった伝記物は、伝記になるような偉人がそもそも、エピソード満載である場合が多く、ストーリーが優れているのか、本人が優れているのか、ごっちゃになって、評価がし辛いです。
それと、今時、シネコンで映画を観ることになるんだから、あれはホールみたいなものだから、唄をもっと聴かせてくれ。と思いました。物足りない。
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