[コメント] 家庭日記(1938/日) - 更新順 (1/1) -
これも凄い作品。最も驚かされたのは、吉川満子と孫の鐘吉(しょうきち)が庭でカクレンボをするシーンから、唐突に渓流のショットを繋ぐ部分だ。これが横移動で浮遊するようなカメラワーク。まるで『女医の記録』の開巻みたい。 [review] (ゑぎ) | [投票] | |
イエ制度の肯定のうえに描かれる桑野通子と佐分利信の衝突には逃げ場というものがない。戦前のメロドラマは非情だ。脈絡なくそこら中で虫の鳴き声が響くのが無茶苦茶前衛的。 [review] (寒山拾得) | [投票] | |
作品の仕上がり云々より、清水らしい独特のカメラワークで捉えられた、人の心の綾の面白みを味わう作品であろう。 (KEI) | [投票] |