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[コメント] ロイ・ビーン(1972/米)

少々散漫な印象も残るのだが、しかし忘れがたい細部の美しさを持った一種のスプーフ西部劇。特に夕景の荒野でニューマンとプリンシパルが「テキサスの黄色いバラ」やオルゴールの話をするシーンは本当に美しい。また、登場人物は脇役まで皆揃って見事な存在感を示す。これはヒューストンの最上作の一つだろう。
ゑぎ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

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 中でも牧師役のアンソニー・パーキンス、奇妙な殺し屋バッド・ボブを演じるステイシー・キーチ(体に穴が開く戯画化された演出!)、真のヒロインと云っても過言ではないジャクリーン・ビセットがいい。本作の気丈なビセットは絶品です。また、エヴァ・ガードナーでフォーカスアウトするエピローグの処理も秀逸。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (2 人)KEI[*] けにろん[*]

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