[コメント] 王妃の紋章(2006/香港=中国)
過剰な装置と原色の氾濫の中で男と女と親と子が繰り広げる骨肉の相克がイーモウの極北かと思わせる前半は傑作だが、後半、狂気にまで至る越境ぶりも劇画チックな殺陣に埋没し廉価な茶番に堕す。惜しいとしか言えない。程小東との決別をこそ望みたい。
(けにろん)
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