[コメント] グミ・チョコレート・パイン(2007/日)
私は女子高だったんで男子高校生とは全く縁がなかったんですが、ねぇ…本当にこんななの?男子高校生って本当にこんななのか!?世の中の男子はみんなこんな道を通ってきたのか!!!!!・・・って衝撃的且つ興味津々。笑える。可愛すぎて笑える。はー男の子って大変だね!本当、可愛い。
で、私は高校の時は映画研究部に入っていて(えー)まぁ観てるものと言えばコッポラとかベルトルッチとかでしたけど、白状するとどっちもキアヌ・リーブスが出てたから見たってだけですけど(要はミーハー)、でもやっぱりクラスで一番目立っているような煩いグループが大嫌いでした。小室とかバカじゃねーの!と言いながらレコード屋に通いつめてカーティス・メイフィールドとか聴いて、non-noとか絶対読まなくてSPURとか全く参考にならん雑誌ばっか買って、安室かわいい?アホか!ファッションリーダーは野宮真貴嬢だろがよ!とか、吉本ばなな?安部公房読めよ!みたいな本当自分はお前らとは違うって思っていました。今思えばなんと微笑ましい自我の主張…!やり方が違うだけで、今思えばこれも完全、自慰じゃん。
この映画を観ていると、懐かしくて微笑ましくてすごいノスタルジックな気分になったんだけど、でもそういうノスタルジックな気分に浸る事ですらある意味自慰行為のように思えてしまう。ただそういう気分を軽快かつ巧妙な今っぽい笑い(あの当時ではありえないツッコミ方とか)がギリギリのところで自分をそういう行為から引き離したような気もします。笑う事によって客観的視点をなんとか保つというか、作品への没頭を回避させるというか…。そういった引き離され方が嬉しかったような、ムカついたような、なんとも変な気分に陥りました。
----------
08.08.20 記
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (3 人) | [*] [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。