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[コメント] 靖国 YASUKUNI(2007/日=中国)

この作品をあくまで映画として見た場合、とても評価出来る物ではない。まず、作り手であり、刀匠へのインタビューの聞き手でもある監督の李纓に、靖国問題に対する何のポリシーや、目指すべき終着点も無い。['08.8.16新文芸坐]
直人

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







李纓監督の日本語が稚拙なせいもあるが、寡黙な老刀匠からは何も聞きだす事は出来ず、噛みあわない会話を見せられて観客は何を考えさせられると言うのか。

靖国刀のこと以外には取り立てて目新しい事実も無く、終戦記念日の靖国参拝を巡る公人・私人入り混じる騒動等の野次馬的興味をそそる映像と、何度も見た事のある戦時中の映像を、然も意味ありげに繋げているだけ。

テレビのワイドショーの戦争を考える特集コーナーの方が、よっぽどテーマ性という物を感じる。

(評価:★2)

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このコメントを気に入った人達 (2 人) 水那岐[*]

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