コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] モンテーニュ通りのカフェ(2006/仏)

いろいろな人の複雑な人生を効率よく覗き見したような、ちょっと映画の幸せを感じさせてくれる、軽快で小気味いい作品。
G31

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 前回見たとき★4つつけたのだが、今回1つ下げた。並行して進む複数のエピソードが、切れ切れに差し挟まれるそのリズムに、アンサンブルのような全体の調和を感じていたのだが、今回は、特に演劇のパートが調和を損ねているように感じた。フェドーさんというのはフランスでは有名な昔の喜劇作家らしいが、アドリブ連発の舞台は、超ド素人の私が見ても、古典的な芝居の枠組をぶち壊しているようにしか見えなかった。これを客席の笑いによって「ウケている」とする表現に、若干鼻白む思いがしたのだ。主演の女の子も、前回は溌剌として可愛らしく見えたのだが、今回は間延びして武骨に見えた。

 映画はこちらのコンディションによっても感想が変わるから何度見ても楽しい。友人曰く「映画はナマ物」。同感です。

75/100 (09/05/30再見)

(評価:★3)

投票

このコメントを気に入った人達 (1 人)あちこ[*]

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。