[コメント] 解散式(1967/日)
戦後民主主義と経済復興の隠花としての背広ヤクザ(渡辺文雄/小松方正)の渡世では、着流しコンビ(鶴田浩二/丹波哲郎)の違和は滑稽にすら見える。そんな矛盾が確信犯的にスクリーンでせめぎ合う。安保闘争敗北の郷愁としての"60年代任侠幻想"の葬送。
解散式で燃やされる印半纏は荼毘に伏せられる「様式」の象徴。
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