コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] インクレディブル・ハルク(2008/米)

聖林映画の夢の供給過剰は米帝国の崩壊の徴候か…?
死ぬまでシネマ

ぼくが1コメント目ですか、気が滅入るな。

前作?の『ハルク』('03) も嫌いでなかったので、何故またもや「ハルク」なのかも疑問だったが、それをE.ノートンが演じるというのは大いに違和感があった。ノートンの演技自体は相変わらず見事ではあったが、彼がこれをやる必要はなかったとの思いは最後まで払拭出来なかった。彼を迎えるには作品に微妙に力が足りない。寧ろ彼の名前に頼っているかのようだ。エリック=バナ(当時)の立ち位置なら了解出来るが、こんな映画は本来新人にやらせるべきではないのか?(『S』のように!) ヒロインのL.タイラーに関しても同様の印象で、ジェニファーC.では許せた事でも許し難い。おまけにT.ロスが出ていたので尚更その感が強まったのかも知れない(W.ハートの最近の立ち位置もかなり怪しい)。

それともこういう事だろうか? ぼくなどにすると何やかや言っても聖林映画に出るという事はそれだけで凄い事である(MLBと同じイメージ)。しかしアメリカ国民からすれば国内映画である訳で、所詮は役者とジムショの事情という訳か? 所詮ノートンもタイラーも役者で夢を売ってメシを喰ってるのね、日本と同じか。芸能界の内輪受けになっちゃ夢がないなぁ。

I.ハルク』の後にもヒーロー物ラッシュが控えている。『アイアンマン』『ダークナイト』『ハンコック』…(その内『ウルヴァリン』も来るんだろうし)。予告篇でこれらを観て「こんなに来ていいのだろうか」と思い乍らもワクワクしていたのだが、どうも『I.ハルク』はだたの露払いに使われたようだ。幸先暗い印象になってしまった。(『アイアンマン』にR.ダウニーJr.殿下…)

(評価:★3)

投票

このコメントを気に入った人達 (1 人)セント[*]

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。