[コメント] 雷鳴の湾(1953/米)
デュリエは珍しく悪役でなく、しかしちょっと癖のある遊び人の相棒役。でもいい役だ。ジェイ・C・フリッペンが出資会社の社長役でこれも男気のあるいい役。社長秘書で冒頭のシーンに登場するのがヘンリー・モーガン。この人はいつもの西部劇での雰囲気をガラリと変えて優秀な性格俳優であることを印象付ける。ギルバート・ローランドは土地の漁師を演じ、少々一貫性に欠ける気もするが、なかなか目立つ役。ヒロイン、ジョーン・ドルーは『赤い河』から5年後ぐらいだが、まだまだ綺麗だ。
舞台が舞台なので勿論岩山は出てこないが、海上の石油採掘施設の高低を上手く取り入れた演出が矢張り良く出来ている。特に原油が噴出するシーンは鳥肌もの。ただし、エンディングはちょっと出来過ぎの感がある。
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