性格上おそらく一番したくない事をして二人を守ろうとする（それも決して見せない、恩に着せない）石神には心動かされるもんがありました。 それだけに、ラストの慟哭は余計だった気がしてしまって（汗）

湯川も、親友なら、石神の体を張ったトリックを完成させてやれよ。 彼女を連れてきたせいでぶち壊しじゃないか。金田一を見習え、とか。

安直かもしれませんが、ラストは『砂の器』のあの人の様な慟哭ではなく、『天城越え』のあの人の様な微笑みで締めくくってほしかった。

あと、注意深く見ると、最後の真相のヒントが事前に画面に示されているというのはやっぱしいいですね（最近はこういう丁寧さが希少な気がします）

・・・と言ってしまうと、全くの「材料」として意に反して「献身」させられちゃったもう一人のあの人の立場がないけど。 （ネタバレ自己申告はしてるけど、思わず「あの人」で防止してしまった；）