[コメント] 僕らのミライへ逆回転(2008/米)
笑えなさがシュールなコメディ。肝心のリメイク・ビデオが、どうやっても評判になるほど面白く見えない時点で個人的には終了。
ミシェル・ゴンドリーは好きな監督だし、ハリウッドへの皮肉と映画愛を込めた今回のテーマ自体も悪くないとは思うのだけど、映画としてはやはりこれは失敗なんじゃないだろうか。
はじめはおバカ、しだいにシュール、シニカルになって、最後は下町人情喜劇という物語構成自体は悪くないし、下手にドラマチックに盛り上げようとしない演出のスマートな語り口も良く、ミア・ファローやシガーニー・ウィーバーの芝居は楽しかったんだけど。
要するに、出ずっぱりのジャック・ブラックに納得がいかない。ただの場当たり的シチュエーション頼みで、芝居にジム・キャリーのような面白みも上手さも無いのが問題なんだと思う。アメリカではそれなりに人気がある人なので、捉え方の感覚の違いなのかもしれませんが。
ちなみに、ファッツ・ウォーラーはニュー・ヨーク生まれですが。
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