[コメント] リダクテッド 真実の価値(2007/米=カナダ)
事件の本質を戦争の構造ではなく個人の資質に求めるかのような割り切りが良くも悪くもデ・パルマが「社会派」に転進などしていないことの証だ。ここでも彼の興味の中心は形式や技法だが、このような題材こそ通常の物語映画の結構で語るべきではなかったか。カメラの表象・記録の可能性/不可能性の問題が追究されているとも思えない。
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