[コメント] 誰も守ってくれない(2008/日)
亀山千広のBADムービー
フジテレビ製作というTV局の映画作りがBADのキモである残念な作品。テーマ設定は悪くないのにテレビのりの不自然さが鼻につく。君塚良一にメガホンを取らせるという安易な作品作りが画面を埋め尽くしてしまった。モントリオール映画祭での最優秀脚本賞という本作であったが、セリフの旨みが全くない、あくまで設定の妙で乗り切ったというところか。役者も作品の質にこだわり、もっと積極的に参画しなくてはいけない。演出される世界観の不自然さに気づいてエクスキューズできる役者の不在。これは大きい。演出意図が「エンターテイメントと同時にドキュメンタリータッチをねらった」ということであるが、この作品のまずさはこの無能監督の一言に集約されている。
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