コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] ジェネラル・ルージュの凱旋(2009/日)

予想と期待を充分に満たす出来映えにほぼ満足。その功績は監督が「切り札」と呼ぶ堺 雅人に負う処が大きい。彼以外が演じたら役にここまでの実在感は得られなかっただろう。☆3.9点。
死ぬまでシネマ

ただ(市中病院でなく)大学病院の救命センター長(=教授クラス)である以上、もうちょっと役に年齢が行って欲しかったのと、を持上げ過ぎる事に警戒と悔しさを感じる自分が居る(アノ男=阿部 寛の心情か!?)。

医は算術である現実。映画やドラマで散々描かれてきた日本の医療界は、所詮は尊敬や羨望・願望を背景としたもので、実際の医療者の日常を描く事はタブーとされてきた。それが漸くエンターテイメント作品にまで出来る時代になったのだなぁという感慨はある。まぁそれがどこまで問題の深層(真相)を抉っているのかは判りませんが。

このシリーズは、医療監修のレベルも以前の日本映画・ドラマに較べれば格段の感がある。まぁ医療関係者のバックアップが強くなれば、それだけまた描きにくくなる部分もあると思いますが…。

言わなくてもいい蛇足: 全部受けられる訳ないだろうが!

(評価:★4)

投票

このコメントを気に入った人達 (1 人)chokobo[*]

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。