そもそもがポップコーンでも食いながら「ひゃあ」とか「うへぇ」とか言うための映画なので、その枠内で考えるととてもよく出来ていると思う。片腕マシンガン、片腕チェーンソーは言うに及ばず、やれ忍者だスーパー遺族（これには笑った）だドリルブラだと小刻みにネタを打ち込んでくるので観ていて飽きがこない。きっと監督は楽しくて仕方なかったんだろうと思うし、カルト人気を得るのも頷ける。

ただまぁこの手の映画の限界というか、それ以上の何かが残るわけではないのが☆3の理由。映画マニア用という内向けの映画なのでそれで充分っちゃ充分だし、食い足りないっちゃ食い足りない。もしメジャーでリメイクでもできるんなら、その時の主演は上戸彩でお願いしたい。たぶんもうちょっと心に引っ掛かりが出てくると思う。いやマジで。