[コメント] レッドクリフ Part II ―未来への最終決戦―(2009/中国)
花火大会を観に行ったときのような感動があった。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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火薬ですね。前篇(PartI)には火薬がなかった。後篇をより盛り上げるために、前篇では火薬の使用を封じたのですね。ジョン・ウーにそんな禁欲さがあったなんて。またしても感動してしまった。
赤壁の戦いは、火攻めで知られているのだと、映画を観終えた後知りましたが、本作は火薬と炎がふんだんに使われており、ほんとのジョン・ウー節を堪能できます。まさに大炸裂でした。
火薬はもちろん、大量の武具に使用される金具や布地、縫製用の糸などだけでも、当時の社会の経済力からしたらとても調達不能な生産量でしょうね。しかも、少なくとも超貴重な素材群であるはずなのに(弓矢の欠乏、っていいエピソードでした)、死んだ兵士とともに打ち棄てられている。おそらく当時の武将たちがこの映画を観たら、こんな豊かで恵まれた軍隊を相手には、とてもじゃないが勝ち目がない、と思ったのではないか。だからもしタイムマシンがあったなら、この映画を当時の人々に上映してあげるのが、一番の平和策ではないか、と思いましたづら。
80/100(09/09/17記)
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