[コメント] 黄昏(1951/米)
黄昏、初老の男性。職業とアイデンティティ。
妻に愛想が尽き、初老にして本当の恋を知る悲劇。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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自分から職業・社会的地位をとったら何が残るか。 それも人生の黄昏時に。若い頃ならやり直しもきくが。
恋にめざめない方が幸せだったのか。忍ぶ恋のままがよかったのか。 好きでもない妻との味気ない暮らし。
主観的ネタバレあらすじ↓
キャリー。汽車で会った男チャールズ・ドルーエに 軽薄悪印象を抱く。しかし、いざ失業し困ったら男に頼る。
駆け落ちで社会的地位を失ったハーストウッド。 ま、カネはあるさ、と思いきや。 財産の半分は自分のものと思っていたが、 重婚罪と引き換えに全て妻のものに。 売上金無断借用もならず、無一文の転落。
初老の身、就職の辛さ。
キャリーは貧乏でもよかった。 私と駆け落ちしたから彼は不幸になった、と思い?、置き手紙。
ひとり残されたハーストウッド。何もなくなった。人生何だったの?
女優キャリー・マテンダとして売れっ子に。 捨てられたチャールズ、怒らず笑顔で再会。 成功したキャリーの足手まといになってはいけない、 と自ら消えるハーストウッド。
キャリーを悪者にしないような原作者ドライサーの配慮か。 ハーストウッドとの恋(=妻がいるとは知らなかった)。 ハーストウッドを捨てる(=自分の方が悪いから)。
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