[コメント] 扉をたたく人(2007/米)
手前のピンに弾かれて、私というチューリップには入らなかったパチンコの玉みたいな作品。
悪い映画じゃないんだろう、きっと。まっとうなこと主張してるように思うし。でもこの鶴さんは丸々虫(つる三ハ○○ムシ)みたいな顔したおじさん(リチャード・ジェンキンス)がどうも好きになれなくて。仕事への情熱を失って、毎年毎年去年と同じ講義を繰り返してる大学教授でしょ。ノリノリになって樽みたいな太鼓叩いてる暇があったら、まず自分の仕事をまっとうしろよと言いたくなる。あるいは、せっかく取り戻したその情熱を、少しは仕事にも傾けろよ、とか。日々繰り返される仕事や日常というものは、情熱を傾ける対象とはならない、と言い切られているかのよう(な描かれ方)。これがとても気になる。
こういう人物に正義感がある、とはとても思えないんだよ。
そこが違和感としてずっとつきまとう。だがまあ、(映画の思いが)伝わる方もたくさんいらっしゃるようで、それはそれでよいことだ。例えて言うなら、私の手前に立つピンに弾かれて、私というチューリップには入らなかったパチンコ玉みたいな作品か。
70/100(10/08/05記)
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