[コメント] セント・アンナの奇跡(2008/米)
いろいろと盛り込んであるが、玉石混淆というのがぴったりの映画に思えた。良いシーンや心を揺さぶる力のある演出などもあるのだが、「この話はいらんやろ」というのも少なくない。なんだってこんな映画になってしまったのか、理解に苦しむ。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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第二次大戦中の米軍に実在した黒人だけの部隊や黒人差別の実態、ナチスによるセントアンナの虐殺、パルチザンの戦いと苦悩、山奥の迷信深い人々の暮らし、などなど盛りだくさんの上に、ファンタジーの要素まで加わっては、もう何がなんやらよくわからん。
もっとすっきりできそうな話を、あえてここまで膨らませるというか、あれもこれもと詰め込む意図がさっぱりわからない。
ただ、後半のセントアンナの虐殺のシーンや、村に攻め込んだドイツ軍による容赦ない殺戮のシーンには、心の底から戦慄させるだけの力があった。
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