[コメント] 陽のあたる場所(1951/米)
この映画でもジョージ・スティーブンスらしい叙情的な凝ったオーヴァー・ラップやクローズ・アップを随所に配置している。息を呑むような素晴らしいアップカットもあるが、フレームサイズの変化のタイミングはどうにも間が抜けている。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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この時代のハリウッドの一線級の演出は見応えがある。ジョージ・スティーブンスにしてもこうなのだから。リズ・テイラーの息を呑むほどの美しさは、何と言っても、彼女が誘って行くパーティのダンスシーンからテラスでのキス・シーンまでが圧倒的だ。それ以降でこれ程の美しさがフィルムに定着していないのが残念だが、仕方がない。同じジョージでもこちらはスティーブンスだ。キューカーじゃない。だが、このキスシーンが余程気に入ったらしく、ラストでもオーヴァー・ラップで見せてくれる。
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