[コメント] 幸せはシャンソニア劇場から(2008/仏=独=チェコ)
登場人物はみな、欠点だらけ。でも愛すべき人間たち。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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ダメおやじたちの奮闘。いつまでも終わらないでほしい。でも破局は訪れる。さらに、劇中に描かれてはいないが、戦争の波もパリを蹂躙したはず。10年後のパリで皆どうしているのか、ちょっと見てみたい。
登場人物がみな、すばらしくやさしい。主人公ピゴワルはもちろん、お調子者の「モノマネ王子」や、ラジオ男、それに食堂の主人が特に。この主人を挟んで、ピゴワルと息子のジョジョの「ツケ」と「アコーディオンの収入」のやりとりは泣けてくる。
アカの青年も途中から「インチキ・ディカプリオ」みたいでかっこよくなってきたし、あの不動産屋も、女の子にスケベ心丸出しで鼻の下をのばすあたりが可愛らしいから、憎めないヤツだね。あとコイツの運転手の三下も、間が抜けてて味がある。
女の子は、かわいかったけど、もうちょっと「のびしろ」があった気もする。
あまりセンスがよいとは思えない邦題だが、とても「しあわせ」な2時間でした。
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