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[コメント] ぼんち(1960/日)

ぼんちかぼんぼんか?市川崑マジック。

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







誰が語るのかという<ナレーター・語り手>の問題が根本にある作品と見る。噺家に自分の女性と仕事感について語る喜久治は、自分はぼんぼんであるという文脈で、自分の半生を映像化している。最後に喜久治はぼんちではないかという命題が提示されるのだが、そのぼんちの映像を見てみたい。この語り手の問題に原作者は気付いていたか?

(評価:★5)

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このコメントを気に入った人達 (2 人) 若尾好き[*]

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