[コメント] 雪之丞変化(1963/日)
ユニセックスな魅力。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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ユニセックスな魅力の者に惹かれてしまう心理ってなんなのだろう。本作の長谷川一夫然り、宝塚の男役然り、もっと軽いものではビューティ・ペアなんてのもあった。かく言う私も決して嫌いではない。男も女も異性を演じようと意識するあまり過剰にそれになり切ろうとする。その、より「女らしく」「男らしく」が大変魅力的に映るのかもしれない。過剰すぎて「現実にそんな女(男)いねーよ」となったとしても。
で、本作の長谷川一夫。凄いな。女形と泥棒の一人二役。どちらもきっちり演じている。それから山本富士子の意外な魅力に降参。お綺麗役は若尾文子に任せて、自らは川に飛び込んでみせる女傑っぷり。カッコよかった。
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