[コメント] 宇宙戦艦ヤマト 復活篇(2009/日)
“新生”ヤマトとは言ったものの、やってることは以前と全く変わり無し。ただそれが残念だったかと言えばそうとも言えないのがヤマトのジレンマ。過去に積み重ねてきた永遠のマンネリズムを打破し骨子から再構築するのはこのヤマトという作品は非常に勇気・英断がいると思う。この「またそれかよ!」な懐かしい感情湧出も魅力の一つ。
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映画を見終った人むけのレビューです。
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今となっては基本的に、ヤマトに映画的なプロット的な深みは期待はしてない。全てを掌握する西崎プロデューサーも正直、そこまでの追求力はないと思う。これは本作を観れば良く分かる。彼はとにかく今現在のCG技術を駆使しブラッシュアップされた我がヤマトの戦闘における勇姿を撮りたかったんだと。だがその意気込みは十分感じた。後半まで「まだだ、まだ早い。観客よ慌てるな」と言わんばかりに溜めに溜め込んだ6連波動砲の演出。男なら分かると思うが、そう、これは西崎プロデューサーの射精なのだ。しかも劇中では5連発している。なんという精力か。女(観客)をものにする為に言葉(練られた脚本)などいらん、ベットの上(無限に広がる大宇宙)で絶倫ぶり(波動砲連射)を発揮すれば良いのだと。それが私の言う「愛」だと。
しかし…しかしだ。それは分かるんだが、女(観客)がまだ付き合うかどうか答えを出す前から次のデート(ええっ!?第2部あんのかよ!)を強要するとは・・・あなたって人は!
まあでも脚本の稚拙さあれど、次も付き合いますよ、西崎さん。
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