「自殺する！」って言ってる人にクビを宣告して、後日本当にその人が自殺しても誰のことか思い出せない。 それにショックを受けて退職した後輩には、特別に推薦状書いてメデタシメデタシ。

こういう職業の人にとってそれはリアルかもしれないし、あえてそういう演出にしたんだろうけど、別にそんなの見たくなかった。 実際にクビにする決定をしてるのは各社の経営者なんだろう。 だから、主人公たちは別に悪くないといえば悪くないんだけど、人間そう簡単に感情はわりきれないものであって。

彼らはどういう気持ちでクビを宣告してるんだろう？という疑問は「あんまり深く考えてませんでした」という結論に終わりそうだ。

「悩みや葛藤なんて背負わない。それじゃ人生寂しいけど、まぁそんなもんだ。」 異端者には異端者なりに人生に美しさを見出してると思うんだけど、主人公のそれがいまちいわからなかった。 飛行機から見る雲海の美しさとか、そういうのがこの男の救いになってるなら納得できるんだけどなぁ。