[コメント] ぼくのエリ 200歳の少女(2008/スウェーデン)
吸血鬼が能の『黒塚』の鬼女に近いところまで人間化している。この鬼に寄せる苛められ少年の共感という主題はムルナウを綺麗に裏返した感がある。少年少女の滑らかな裸体の倒錯性と、北欧の白雪による地面からの照り返しの効果で画面が透明な至福感に輝いている。
(ジェリー)
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