[コメント] ヒックとドラゴン(2010/米)
ヒックは弱虫なんかじゃない!優しい心を持った少年だ!この辺のヒックの描写は一貫していると思った。そんなヒックが僕は大好きだ。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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この作品は単純だけど奥が深い物語だ。色々な場面で感情が揺さぶられたよ。
初めに感情を揺さぶられたのは、ヒックが飛べなくなったドラゴン(トゥース)に止めを刺せなかった場面。ヒックは弱虫でも臆病でもない、優しいからトゥースを殺せなかったんじゃないかな。ヒックが本当に臆病な人間だったら、トゥースの縄を切ったりしないで逃げるだろうからね。だって縄を解いた瞬間にヒックは殺されるかもしれないんだよ、そんな怖い事は只の臆病にできる筈がないもん。
そんな感じで初めからヒックは臆病でも弱虫でもなかったと思うんだ。彼女の気を引く為に&厳格な父親の期待に応えようとドラゴンを倒そうとしたヒックも弱虫とは思えないしね。
それとトゥースとヒックが仲良くなる過程が丁寧に描かれていたのが良かった。「言葉が通じない相手とも真心さえあればコミュニケーションができるんだよ!」ってスタッフが言っているような感じがしたよ。
そして最後の最後の場面。片足を失ったヒックを見て僕は胸が締め付けられた。だってトゥースの尾翼を失わせた張本人はヒックだから…。ヒックが五体満足のまま物語が終わっていたら、その張本人のヒックがトゥースを助けて仲良くなるだけのマッチポンプ物語になっていたと思う。でもスタッフはそんなつまらない物語にはしなかった。ヒックに因果応報を与えた。そう思うと胸が締め付けられる。
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