[コメント] 十三人の刺客(2010/日)
面白くはあったが突き抜けない不快感が残った映画だった。☆3.6点。
シネスケの評者たちが評価する部分ではそれ程グッと来なかった。役所広司が四肢を失った女性の前で狂気の笑いを浮かべる場面など、その設定自体は解るのだが、実際の画面は不快感しかなかった。俺から言わせればこの映画の稲垣吾郎は全く足りない。これではただ幼児性ムキ出しなだけで、本当の悪に見えない。
この映画がリメイクされると聞いて最初に楽しみだったのは、西村 晃の居合い演武を超えられるかどうか、だった。伊原剛志も松方弘樹も頑張ったとは思うが、オリジナルで「あ〜もうちょっと…」と思ったあの一隙を埋められるものではなかった。
このリメイク、オリジナルの重要な挿話を一つ抜いている。これはダイレクトに大勝負のみを描く三池監督の大バクチだったのだろう。それはやってみる価値のあるバクチではあったが、結果はオリジナルの方が良かった。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (1 人) | [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。