もったいない・・なぜ徹底的に硬派を貫かないのか。 時代考証もストーリーも配役も申し分ないと思う。役所広司も稲垣吾郎もハマって良い。 だがなぜ不要な描写を入れてまで２時間20分の映画にする必要があるのか理解不能である。 映画賞がすべてではないが、カンヌで評価されない理由が良く分かった。

原作に忠実だったかどうかは分からないが、初見として不要だと思われるプロットは以下の通り。 ■腕、足を落された女の描写方法 　■吹石一恵の存在 　■伊勢谷友介と岸部一徳のくだり 　■火の牛のCG

詳細にはまだ出てくるかも分からないが、少なくても上記は映画に入り込んでいた途中でいきなり興ざめになった部分だ。映画全体の雰囲気と印象を大きく変えてしまった。

取り直す必要はまったくなく、再編集をして1時間59分にすればリメイクの名作となるのではないだろうか。